テスト中リグ
:2011/01/21 :釣法
当ページのリンクには広告が含まれています。
前述の主力リグを使うだけではなく、色々と新しいリグを考えてテストしています。
効果的かどうか分かりませんが、
どうしてこんなリグを使ってみようと思ったのか、その背景と狙いをまとめてみました。
「なんだ、このリグは!」なんて思わないでくださいね(笑)。
なんせテスト中ですから(笑)。
最終的に主力リグになるかどうかはまだ未定ですし、このまま消えていく運命が待っているかもしれませんが…(笑)。
勿論、リグのネーミングもありませんが、もしかすると、ヨーロッパでは当たり前のように使われているリグなのかもしれません…。
その場合はご容赦ください。
テストリグ①:ヘアだけをブレイドラインにしたリグ
■ 背景
シルヴァンと一緒に釣りに行き影響されたこともあるのですが…
それまでは逆打ち(川の上流に向かって投入すること)はありませんでした。
ですが、シルヴァンは平気で逆打ちをしますし、下流側にも投入します。
つまり、ポイント最優先って事ですね。
逆打ちが良いかどうかは別にして、彼は逆打ちで釣果を出していました。
じゃあ私もと思ってやりましたが…
私の主力リグでは流れが強くなるとブレイドラインの部分が絡んでしまって釣りになりません。
そこで、逆打ちしても絡まないリグを作る必要性が出てきました。
もう一つ理由があります。
以前、真冬は汽水域ばかりに行っていたのですが、今は時々淡水域にも行くようになりました。
淡水域では、
水温が上がらないので活性も低く、
エサを吸い込む力も弱くなり、
アタリはあってもフックUPしないことも多々ありました。
この二つの背景から考えたのがこのリグです。
■ 狙い
逆打ちをしても絡まないためと、小さなアタリでもフックUPできるように、フックリンクにはフロロの細めのものを使い、しかも普段よりも短めにしてあります。
また、フックもかなり小さなものを使っています。
それに、ヘアの部分だけをブレイドラインにしました。
もう一つ、スイベルとは直接結ばずに、チチワで連結してあります。
こうすることで、
フックベイツの水底での振れは大きく、少しでも吸い込み易く、一度吸い込んだら吐き出しにくいのではないかと考えました。
実は、後から分かったのですが…
シルヴァンも似たようなリグを使っていました。
ですが…
私のリグをもっとレベルUPさせたリグでした。。。
詳しくはシルヴァン流メソッド「フレキシブル」を見ていただければ分かりますが…
とりあえず私は今のリグを使ってみて、その感触に応じてシルヴァンのリグに移行するかどうか考えようと思っています。
テストリグ②:ヘアをフックに直接結んだリグ
■ 背景
私はすぐ足元のポイントを狙うことも多く、その場合は、投入してからリグを真っ直ぐにするために引きずる動作が出来ないことも有ります。
コーティングラインを使ってもそんな場合は絡むことも有るので、出来れば絡みの少ないフロロをフックリンクに使いたいと思っています。
ただ、フロロの硬さが裏目に出ることもあるので、何とかフロロを使いながらも少しでも吸い込みやすくする方法はないかと、いつも考えています。
上述の「テスト中リグ 1」で紹介した「ヘアだけをブレイドラインにしたリグ」はまだまだテストが不十分ですが、シルヴァンのリグを参考にして自分なりに新たなリグを作ってみました。
■ 狙い
フックのアイ部分にチチワを通してあり、スイベルとの連結もチチワです。
これによって、フックの動きが良くなり、吸い込まれた時にフックの先端部分が下を向くようになります。
これはシルヴァンのリグを応用しています。
同時に、フックリンクは私が普段使っている長さよりも短く作ってあります。
それはフックリンクを長く作ってしまうと、フックの回転が鈍くなるかもしれないと考えたからです。
また、一番特徴的なのが、フックに直接ブレイドラインでヘアを結んであることです。
これはフックからフックベイツが離れすぎないようにするためと、ブレイドラインでしなやかに吸い込まれることを狙っています。
ただ、このヘア部分が完全に固定されてしまうと、針掛りが阻害される可能性があります。
そこで、ヘアはあまり硬く結ばずに、少し力をかけるとフックの袖側に動く程度の強さで結んであります。
フックは少しでも下を向き易くするために、ロングシャンクを使っています。
■ テスト
2011年2月3日の釣行で使ったのはこのリグですが、全く問題なくキレイに下唇の真ん中に掛かっていました。
ただ、この時のポイントは水底が泥底ではなく、比較的硬い底でしたので、今後汽水域の泥底で使った場合にどんな効果を発揮するのか、試してみようと思っています。
テストリグ③:フロロの可動域を広げたリグ
■ 背景
今年は例年に比べて冬の気温が低い日が多く、例年なら比較的水温が高い川でもアタリが遠く、仮にアタリがあったとしても非常に喰い込みが浅いことが多いです。
通常のブレイドラインのヘアリグではフックアップしないことも多かったため、フロロを使ったリグを使ってみようと考えました。
ですが、通常フロロのリグを使う時って、
一度吸い込んだら最後、硬いフロロで吐き出しにくくすることにより、フックアップ率を高めるのが目的で使われます。
つまり…
吸い込み難いリグってことです。
という事は…
吸い込む力が弱い鯉クンの場合はフックアップしないとも言える訳です。
その部分を補うことができるフロロのリグを使おうと考えました。
位置付けとしては、フロロとブレイドラインの中間的なポジションを埋めるものと考えています。
なお、コーンやタイガーナッツを使う場合のリグでは必然的にフックも小さくなり、通常のブレイドラインでもフックアップしないってことはありませんでしたので、ここではボイリー用のリグとして捉えています。
実はこのリグは以前から知っていたのですが、今まで一度しか使ったことがありませんでした。
その時には問題なくフックアップしましたので、大丈夫だとは思いますが、じっくりテストしてみるつもりです。
■ 構造
フック部分はDリグになっています。
フックリンクの中央部分にスイベルを入れてありますが、スイベルとは直接結束しないでチチワを通してあるだけです。
また、スイベルが剥き出しになっていますので、極力光ることが無いよう、光沢の無いスイベルを入れています。
なお、写真のリグは作ってすぐに写真撮影しましたので、フロロのフックリンクに癖がついていてやや曲がっていますが、リグケースなどに真っ直ぐの状態でセットしておくと癖が取れて真っ直ぐになります。
■ 狙い
フックリンクの中間にスイベルを入れ、チチワで連結することにより、従来のフックリンクの可動域を大きく広げてあります。
それにより、フック部分を吸い込んだ時に、スイベルの位置からどの方向へでもフックが自由に動き、吸い込みを妨げないようにしてあります。
同時に、フックからスイベルの部分までが一体化して動きますので、ブレイドラインよりも吐き出しにくくなることを狙います。
また、フック部分はDリグ形状にしてありますので、フックからベイトが離れることなく吸い込まれることを狙っています。
■ ベイトへの適応
このリグは基本的にボトムベイツ用として使うつもりですが、POP-UPにも適応できます。
その場合はスイベルにリードコアの芯などを巻きつけ重くしておけば、スイベル部分を支点にしてスイベルからフックまでの範囲だけを浮かせることが出来ます。
■ テスト
今後しばらくボイリーを使う場合は、このリグを使ってみようと思っています。
フックアップし易さを確かめるだけでなく、構造的にブレイドラインほどではないにしても絡みやすいと思いますので、そのあたりもテストしてみたいと思っています。
コメントを残す