鯉釣りの深い魅力も知ってもらいたい。。。
:2013/04/12 :鯉釣り考察
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しばらく忙しく、一ヶ月近く更新もできていませんでした。。。
ですが、やっと落ちついてきたので、久しぶりにブログを更新しようかと思います。
もうちょっと前になってしまいましたが、横浜のフィッシングショー、見に行きました。
相変わらずバスフィッシングは人気ありますね~。
昔ほどでは無いと言われているようですが、それでも鯉釣りと比較すると雲泥の差です。
特に今勢いのあるジャッカルなんかのブースはカッコイイし、大人気でした。
ラッピングボートや車まで展示してあり、バスを放した大きな水槽まで置いていました。
その水槽でバスプロが実際ルアーを投げ、動きなどを説明してました。
もう人だかりが凄かったです。。。
私も少し見てみましたが、こりゃ人が集まるわなって感じです。。。
バスプロは説明も上手いし、集まった人の気持ちのつかまえ方が上手い。。。
なにより、常に人に見られているんだって意識の持ちようが素晴らしいです。
もちろんプロなんですから当たり前なのですが…。
でも、どうしてこんなにもバスフィッシングの人気が高く、鯉釣りは人気が高まらないのでしょうか?
色んなことを考えていましたが、ふと気が付いたことがあります。
そのことを今回は書こうと思います。
私は自分ではやりませんが、バスフィッシングの動画を良く観ています。
何故かと言うと、バスプロ達の攻め方が実に繊細で、戦略的で、しかもそこに個性が感じられ、観ていて飽きないし、すごく楽しいのです。
これは私がそう思っているだけで、実際には違うのかも知れませんが、バスフィッシングをやったことが無い私にとっては、そう見えています。
結果が早く出る釣りだっていうのも動画として成立している要素だと思いますが、なにしろ常に自分なりの戦略をたて、それに基づいて釣る方法を組み立てている様がすごいなぁって思います。
魚からの反応が無ければ、戦略が違っている訳ですから、更に戦略を立て直し、状況を分析しつつ、その時にバスがいる場所を探り当て、釣るための方法を組み立ててしまいます。
すごいですよね。
状況判断も的確ですし、戦略もすごいですが、その戦術の幅も半端じゃないのですから…。
きっとバスフィッシングファンって、この戦略的に考える面白さと攻め方の幅広さに惹かれているんだろうなって思いました。
じゃあ、鯉釣りにそんな人達を取り込むことができるんだろうかって、考えていました。
もちろん、バスフィッシングをやっている人だけに鯉釣りの魅力を分かって欲しいと思っているわけではありません。色んな人に鯉釣りの魅力を知ってもらいたいと思っています。
ですが、バスマンと鯉釣りはフィールドが似ていることもあり、鯉クンが釣れると「大きいですね~」って言われることがあります。
それは、彼らもやはり大物に興味があるってことじゃないでしょうか。
そのひと言だけでも、彼らが鯉釣りにハマる要素は充分あるって思いませんか?
もしかすると、今やバスよりも鯉クンの方が数が多いかもしれません。
水路のようなところにまで居るのですから。
彼らに、鯉釣りの面白味をもっと明確に知ってもらえることが出来れば、より実感しやすい身近な距離に鯉クンがいるのです。
すぐにトライしてもらえる可能性は高いし、ハマってもらえるかもしれません。
鯉釣りは、バスフィッシングのように、すぐに結果が出る釣りではありません。
鯉クンは回遊する魚ですし、バスのようにリアクションでバイトすることはまずないでしょう。
いくら良いポイントであっても、実際に鯉クンが喰ってくるまでは時間も掛かります。
また、行動パターンも、全ての固体が同じような動きをするわけでもなく、中には全く違う行動をする鯉クンも居ます。
エサも、雑食性なので、これしかないって決めこむことは出来ません。
つまりはっきり決められないってことですね(笑)。
その「はっきり決められない」ってことが、余計に鯉釣りを難解にしています。
ですが、鯉釣りにも状況判断と戦略、戦術が確かにありますよね。
特にボイリーを使った釣りは、多様な攻め方ができます。
バスフィッシングのようにすぐに結果は出ませんが、状況判断から導き出される戦略と戦術は確かに存在します。
そのことを具体的に示すことができれば、もっと多くの人にその魅力を知ってもらえるのではないかと思うようになってきました。
鯉釣りには色んな楽しみ方や方法があります。
つまり、釣果は二の次って釣り、目を三角に吊り上げて結果を求めない釣りもあります。
のんびり過ごすことが目的で、家族や友人とのんびりしながら竿を出す…
素晴らしい自然の中で、釣ることより、ただ竿を出してまったりした時間を過ごしたい…
いつも同じ場所の同じポイントで竿を出し続け、いつか巡り合うであろう大物を夢見る…
大物は必ず同じ場所に入ってくるから、大物が釣れたって情報をひたすら追いかける…
自分はこのエサで何とか大物を釣りたいから、何処へ行っても同じエサを使う…などなど
つまり、その日、その時の状況判断とか、戦略的とか、それに沿った幅広い戦術とかとはちょっと違う釣りもあるわけです。
もちろん、これらも鯉釣りの楽しみ方の一つです。
趣味ですから楽しみ方は自由ですし、人に迷惑を掛けない限り、とやかく言われる筋合いはありません。
私も、そんな釣りを否定するつもりは全くありません。
ですが、それだけに終始してしまうと、バスフィッシングのように戦略的な釣りをしてきている、もしくは戦略的な組み立てに面白味を感じている人たちを虜にすることはできないかもしれません。
もしかして…
彼らは、鯉釣りのそんな部分を面白くないと感じているのかもしれません。
状況判断や戦略、戦術とは遠い鯉釣りだけを見て、それが鯉釣りの全てだと思われては、彼らに対して説得力も無く、鯉釣りの魅力は伝わりきらないかもしれません。
鯉釣りの魅力って、その魚体の大きさと引きの強さだけではありませんよね?
なかなか釣れない鯉クンを、どうすれば釣れるかって「考える」、そこにも面白さは存在していますよね?
その「考える」って事のなかに、その時々に合わせた場所を探し、ポイントを選んでいき、状況判断し、戦略を考え、実践する戦術があるのではないでしょうか。
そういう鯉釣りなら、バスフィッシングと同じですよね。
そんな部分を何とか知ってもらう方法はないものでしょうか…。
誤解していただきたくないのは…
私はあくまでも鯉釣りの大ファンですし、バスフィッシングをする人の全てが「考える」釣りに魅力を感じていると思っているわけでもありません。
それに、バスフィッシングの方が鯉釣りよりも奥深いと言っているわけでもありません。
どんな釣りであっても、楽しみ方は人それぞれですし、難しさや奥深さは変わりません。
また、「考える」ことのない鯉釣りを否定しているわけではありません。
趣味ですから、どんな楽しみ方であっても全くも構わないのです。
それに、のんびりとただひたすらアタリを待つってことができるのも、鯉釣りならでだと思います。
ですが、戦略的な釣りに関心があるとか、戦略的な釣りをしてきた人から、鯉釣りは「考える」ことのない釣りだって誤解されてしまうと、きっとつまらないって思われるだろうって危険性があることを知っていただきたかったのです。
私自身、まだまだ未熟で、発展途上ですので、どうすればこの深い魅力を多くの人に知ってもらえるのか…その中身も方法論も持っていません。
ただただ…
もっともっと多くの人に、鯉釣りは本当に奥深いんだってことを知ってもらえたらって…
切に思います…。
2013年4月22日 at 11:10 PM
こんばんは。
なんだか朝晩が寒いですね。
ハタ目から見て、鯉釣りに戦略性が感じられないことがあるとすれば、「エサ釣りだから」って理由も考えたれないでしょうかね。
「生きエサを隠し持つ」
「ワームはルアーじゃない」
なんて言葉があることからして、エサで釣ればそりゃー釣れるだろう的な考え方があって、戦略性どころか、たいした技術が必要ない釣り、もっと言えば、エサ釣りはダサいみたいな価値観が一部にはあるような気がしています(これはスピニングを使う人がダサいみたいなのと同じです)。
海でオキアミを撒くように、エサで魚をワーと寄せて釣るんだろというイメージが鯉釣りにもあるとすれば、それに妙味を感じない人がいるかもしれません。
私は渓流もやりますけど、エサしか使わないのですが、毛ばり(フライ)派の人はなんとなく私のようなエサ派を下に見てるような気がしています。
被害妄想かもしれませんが(笑)
で、そういう視点でもって、鯉釣りに戦略性をアピールする材料は、やっぱりボイリーだと思うのですが、このボイリーの使い方をもうちょっと変えてみるのもひとつかもしれないなと。
もうニオイとか味とか栄養とかは二の次にして、ボイリーは「色と大きさと浮力」のコンビネーションで釣るものみたいなアピールをするってのはどうでしょう。
なら、私が思うエサ釣り否定派の人の見方も変わってくるのかもしれないな、なんて思います。