地形や淡水流量などに影響される汽水域の鯉釣り
:2015/03/14 :鯉釣り考察
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今日も仕事してます…。
はぁ。。。
ちょっとした休憩時に、前から不思議に思っていたことや漠然と考えていたことを色々と調べてみました。
それですごく頭がクリアになったので、どうしてもブログを更新したくて書いてます(笑)。
ホントは仕事しなくちゃいけないんですけどね…。
私が良く行く多摩川や鶴見川の汽水域の鯉釣りでは、河口に近くなればなるほど浅場でなければ釣れません。
それまで淡水域でしか鯉釣りをしたことがなかった私が初めて汽水域に釣りに行った時、ストラクチャーのことしか頭になくて、思い切り深いところにエサを入れていました。
でも何度釣りに行ってもそのポイントじゃ釣れなかったんです(爆)。
今では少しづつ色んなことが分かってきて、現在では浅場しか攻めなくなりました。
で、不思議に思っていたことは何かと言うと…
少し前になりますが、雑誌で河口近くの水深6m(だったと記憶してます)で大型を上げたって記事を読みました。
その時はどうしてだろうって、ずっと考えていました。
多摩川や釣見川ではほぼ間違いなくその深さでは釣りになりませんし、そもそもそんな深い場所なんて存在しません(笑)。
汽水域の水底には海水が入り込んできているので、その部分にエサが入ってしまうとアタリはもらえないというの
が私の汽水域における釣りの考え方です。
じゃあ何故そんな深いところにエサを入れても釣れたのか…。
それで、思いを巡らせていたのですが、
ふと思い出したのが大潮の干潮時に川がどうなっていたかということです。
満潮時には100m以上ある川幅が半分以下になり、しかもチョロチョロとしか流れていません。
つまり、純粋な淡水の流れる量がすごく少ないのです。
もしかして、この淡水の流量が少ないのが影響して、河口付近ではほとんどが海水なのかも?!って想像していたのです。
それでさっき色々調べてました。
いやぁ~、情報社会はすごいですね(笑)。
あっさりと分かってしまいました。
要約すると…
汽水域の水底には塩水くさびと呼ばれる海の水がクサビ状になって這っています。
これが潮の満ち引きによって川を遡ったり下がったりしています。
このあたりのことは誰でもご存知ですよね。
でも、その先が重要です。
この塩水くさびって、河川の流入量によって変動するそうなのです。
また流れが急流(つまり勾配がきつかったり、流量に比較して川幅が狭い場合)で、河口が狭ければあまり大きくならず、勾配があまりなくて、河口そのものの地形が広ければ大きな層となるということでした。
想像していた通りでした。
多摩川や鶴見川は、どちらも大潮の干潮時には幅が半分以下になり、チョロチョロとしか流れていないため、川幅に比較して淡水の流量が少ないのでしょう。
また、多摩川や鶴見川は海抜が低い場所を流れています。
そのため、淡水そのものの流れも緩やかなのでしょう。
もう一つ、河口の地形は多摩川などは特に広大です。
要するに、多摩川や鶴見川は塩水くさびの影響が強く出る河川だから、深いところでは釣れないのでしょう。
もう一つ、私自身の経験で特別だなぁって思っていたことがありました。
それは雨で増水した時のことです。
あまりの増水では釣りになりませんが、少し増水した時ならば、多摩川や鶴見川では深いところで鯉クンは釣れるのです。
そんな時はわざと深いところを狙って釣りをしていました。
それも何故なのかはっきりしました。
急な雨などで河川が増水した時には、塩水くさびは小さくなるとのことでした。
だから増水した時は普段なら釣りにならない深い場所でも釣れるということだったのです。
なんだかすごくスッキリして思わず更新してしまいましたが、
この塩水くさびの変化を知っていると、色々参考になりますよね。
この知識を生かそうとすれば、全く初めての河川で、しかも汽水域で竿を出す場合、大潮の干潮時の一番水位が下がっている時の様子が参考になるということです。
で、地図で海抜を調べておくとある程度の流量や流速も分かります。
もちろん、地図を見れば河口の地形も分かりますから、ある程度の攻め方は分かりますよね。
こんなこと、参考にはならないかもしれませんが、私自身はすごくスッキリしましたし、自分自身の今までの狙い方は間違っていなかったことがはっきりしましたので、なんだか釣りに行きたくなってしまいました。
いかんなぁ…仕事しないでこんなの書いてるのに…釣りに行きたくてしょうがありません。
でも…とりあえず今は仕事します…。
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