自作ベイトのススメ
:2011/01/26 :自作ベイト
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日本にボイリーが情報として紹介されてきた頃は既製品がまだそれほど充実していなかったこともあるのでしょうが、雑誌やHPなどでも自作ボイリーに関するコンテンツが溢れていました。
ところが今は自作ボイリーについて触れられた記事やHP、ブログがあまり見られなくなってきました。
おそらく、色んなメーカーの既製品が各種輸入され、日本のメーカーでも発売されてきて、購入しやすくなったこと、保存のきく既製品の方が手軽だということもあるのでしょう。
確かに自作ボイリーは、
- どういうベースミックスや香りのものを作れば良いのか良く分からない
- 作っていると家族から白い目で見られる
- 保存が大変
などの面倒なことが多いですね。。。
しかしながら、
しっかりとした考えに基づいて作られた自作ボイリーは、既製品のボイリーと同等、もしくはそれ以上の効果を発揮してくれる場合があります。
事実、ある既製品ボイリートと、私の自作ボイリーを殆ど同じポイントに、
しかもリグも全く同様にして、フィーディングにも自作と既製品の両方を撒き、
どっちが釣れるかってテストしたことがありました。
結果は…
私の自作ボイリーだけに釣れることが多く、その時に使った既製品よりも優位な結果が殆どでした。
しかも一回だけのテストではなく、何度かテストしましたが、結果は同じでした。
もちろん、全ての既製品とテストしたわけではありませんし、個人的にそこまで出来るわけもありませんので、その点はご理解下さい。
ですが、その時は明らかに自作ボイリーのほうが圧倒的に優位な結果でした。
また、テストした時期的なことや、その時の鯉クンの嗜好、比較対象とした既製品の種類にも左右されるでしょう。
ですが、その時は何回テストしても、その結果は変わらず、自分でもどうしてなのか分かりませんでした。
決して誤解しないでいただきたいのですが…
既製品が釣れないって言っているのでは決してありません。
既製品を否定しているわけでもありません。
自作でも充分既製品と勝負できるってことをご理解していただきたいのです。
私はその後も、自作ボイリーを使い続けた結果、自作ボイリーが既製品と比べて明らかに優れているのは以下の点だろうと考えています。
■ 自作ボイリーには保存料が一切入っていない
だから鯉クン達には保存料が違和感となって、入っていない方を選ぶのかもしれません。
海外でも既製品ではなく、自作ボイリーで釣りをしている有名なアングラーが多いのは、保存料の入った既製品では釣りにならないほどスレているからだそうです。
それは単なる差別化という意味ではなく、保存料の入っているボイリーよりも、保存料の入っていないボイリーの方が反応が良いということの裏返しではないでしょうか?
事実、ヨーロッパのメーカーでも保存料の入っていない冷凍タイプのボイリーは、保存が大変ではあるものの、非常に鯉の反応も良いことから販売されているのもその証明になっていると思います。
■ 自作ボイリーは鮮度が新しい
自作ボイリーは保存するために、完成するとすぐに冷凍庫に入れ冷凍保存し、使用する前夜に解凍していました。
ですから、鮮度が新しいということが言えます。
それだけ内容成分の香りや味が新鮮で、水中にその新鮮な香りが漂い、鯉クンにとって魅力的だったのかもしれません。
これはあくまでも私が思っていることです。
おそらく真実に近いとは思ってはいますが、実際は鯉クンに聞いてみないと分かりませんので(笑)。
それにもう一つ、大事な点があります。
それは…
■ コストパフォーマンスが高い
内容成分を上手くコントロールすれば、既製品に比較して費用対効果は飛躍的にUPします。
いかがですか?
これらのことが分かれば、ボイリーを自作する意味は充分あると思われませんか?
考えてみてください。
ベースミックスの配合から自分で考え、香り付けも考え、全て自分の手で作ったボイリーで鯉クンが釣れるのです。
しかも既製品より釣れるかもしれない。。。
こんなにワクワクして楽しいことはないですよね?
それに…
これは私だけかもしれませんが…
正直なところ、既製品は高価ですので、フィーディングに撒く際も、どうしても躊躇してしまうことはなかったですか?
本当はもう少し撒きたいけれど、高価だからなるべく少なめにして、この程度にしておこうって…
私はありました(笑)。
どうしても値段のことを考えると撒く量も抑えてしまうのです。
それが結果的に釣果にも影響してきてしまうこともあると思われませんか?
たくさん撒くことが良いとは思いませんが、せめて自分の思った量ぐらいは自由に撒きたいですよね。
私は自作ボイリーは自由に撒くことはできましたが、既製品はなかなか思ったように撒けませんでした(笑)。
既製品は保存が楽で、いつでも使えますし、色んな種類のものが発売されています。
自分では到底作れないようなものもあります。
使っていて、メーカーが自信をもって販売しているだけのことはあるなぁと思います。
しかしながら、作るのは面倒で保存も大変かもしれませんが、
自作ボイリーには既製品には無い面白味が無限に詰まっています。
皆さんも是非楽しみながらオリジナリティのあるボイリーを作ってみられることをお勧めします。
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