マーカーとSPODで感じたラインの使い勝手
:2018/06/01 :タックル考察
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先日丹沢湖へ釣行した際に新たなラインを投入したことは、先日のブログでも説明しました。
投入したラインは、マーカー使用時のラインであるPEにリーダーとして結束したPEリーダー「KORDA ARMAKORD」。
それにSPODを使う時のナイロンライン2号と、同じくナイロンの力糸です。
PEリーダーである「KORDA ARMAKORD」は全く問題なく機能してくれました。
一方、使い勝手に関して色んなことを感じたのは、マーカー投入の際のメインラインPE2号とSPODを投入する際のナイロン2号です。
当日の丹沢湖は風が強く、向かい風になったり、横風になったりと風向きが頻繁に変化していました。
ダム湖ということもあり、少しの風向きの変化が山の間を抜けてたり、山肌にぶつかったりしながら複雑に変化していたのでしょう。
そんな中でかなり遠くのポイントにマーカーを投入したり、SPODを使ってエサを撒いたりしていたわけです。
マーカー用PEラインについて
マーカー用のPEラインは比重が0.97と軽いことも災いし、横風に大きく流され、着水するまでにサミングをしてラインの放出をセーブしなければ風にあおられた状態で着水してしまいます。
サミングしても結構流されてしまいました。
私が狙っていたポイントは人が入れない護岸の流れ込み付近だったので、ポイント周辺には木が覆いかぶさっていたため、ラインが引っ掛からないかとヒヤヒヤものでした。
私が使っているPEラインは2号ですので、太さは0.242㎜です。
ナイロンラインであればおよそ2.2号ぐらいの太さになる計算でしょうか。
決して太いラインではありませんが、かなり遠投をしているのでラインが長く放出されており、余計に風の影響を受けやすいのでしょう。
かと言って、マーカー用のラインをPEより比重の大きいナイロンやフロロにすると使い勝手が悪くなります。
ナイロンだと伸びてしまって、水底の様子が分かりませんし、フロロだと柔らかいものであっても硬くて遠投には不向きだからです。
PEを使うしかないわけですが、もっと比重の重いPEラインがあれば多少飛距離は犠牲になるものの、風の影響を受けにくいとも言えます。
FOXのwebsiteを見てみると、メインラインに使えるシンキングPEがあるようですが、日本で売られているのかな?
日本のメーカーが販売しているPEラインで比重の重い物だと、よつあみから出ているG-SOUL OHDRAGON(オードラゴン)というPEラインがあります。
これはPEラインでありながらも比重1.40であり、ナイロン1.14とフロロ1.78の中間に位置しているため、風の影響を受けにくくなっています。
1mごとにマーキングされているのがちょっと気になりますが、視認性も良いようなので、これに換えようかと考えています。
SPOD用ナイロンラインについて
SPODを使ってエサを撒いた時も、マーカー投入時と同じように横風が強く吹いていましたが、サミングさえすればナイロンラインはPEほど流されませんでした。
これはナイロン2号がPE2号より若干細いということもあるでしょうが、やはり比重が1.14と多少重いからでしょう。
もちろん無風状態であれば比重の軽いPEの方が距離は出るでしょう。
ヨーロッパのメーカーがSPOD用にPEラインを販売している意図は十分理解できますが、釣りをする環境で無風であることは少ないはずです。
また近い距離であれば比重の軽いPEでも全く問題はないですが、遠投するほど風の影響を受けやすくなることは明白です。
ポイントまでの距離や釣り場の状況によってもラインに求められる要素が変わってくるため一概には言えませんが、一般的にSPOD用にはナイロンラインを用いる方が良いのではないかと感じました。
ただ、ナイロンラインは一度水に浸けてしまうと、吸水性があるため劣化が始まります。
ラインが濁ってくるのは水を吸っているからですし、紫外線によっても劣化してしまうそうです。
細いラインゆえに劣化への対応はシビアに考えておかなければ、投げたSPODが回収できなくなる可能性もあります。
それを防ぐには使い始めてからの使用期間と釣行回数も考慮し、およそ釣行3回ぐらいを目安に巻き替えるべきだろうと思っています。
それに細いラインは傷がついてしまうと簡単に切れてしまいます。
先日の釣行でもうっかりしてリールからラインをバラけさせてしまい、足元の木に擦れてしまいました。
そのため万が一のことを考えて、200m+力糸13mのナイロンラインを全て新しいものに巻き直しました。
ボビン巻きのナイロンラインなら値段も安く、こんなことも気軽にできます。
もちろんPEラインのようなキャスティング時のバックラッシュは一度もありません。
ナイロンラインは使いやすいです。
ラインの交換
ちなみにラインを撒き替える時に私が使っているのは、第一精工の高速リサイクラーです。
これを購入するまで、ラインを交換する際にはリールのラインを何かに巻きつけながら引き出して廃棄していました。
これはすごく時間が掛かります。
何せ、300mを全部自分で引き出すのですから、大変です。
リールにラインを巻く時も、プラスプールに鉛筆などを心棒として差し込み、家族に持ってもらうか、足で保持してリールに巻くしかありません。
でもリールを巻く動作を途中で止めると、プラスプールが空転してしまい、バックラッシュ状態になってしまいました。
これを解くのが大変でした。
つまり一台のリールのラインを交換するのにすごく手間がかかったわけです。
とてもじゃないですが、リールに巻いたラインの表裏を逆にするなんてことは、やる気が起きません。
特に鯉釣りの場合、竿を何本も出しますから、リールも複数台になります。
全部のリールのラインを表裏ひっくり返したり、交換するなんて、よほど気合いを入れないとできません。
その結果、水を吸って濁っていたり、紫外線で劣化しているラインをいつまでも使い続けるってことになるわけです。
これでは万が一、大物がヒットした時にラインがプツンってことにもなりかねません。
それにマーカーに使うPEラインをリールに巻く際は、ラインにテンションを掛けながらしっかり巻き付けないと、キャスティングした時にバックラッシュしてしまいますが、プラスプールに心棒を差し込んだだけではテンションを掛けることはできません。
高速リサイクラーなら、空のプラスプールをセットして、リールから糸を全て巻き取ることなんてあっという間にできてしまいます。
私の場合、リールにはラインを300m巻いていますが、これを全て引き出すのに要する時間は2~3分ぐらいでしょうか。
もちろん買ってきたラインをリールに巻き取るのも同程度の時間でできますし、テンションを掛けながら巻くこともできるので、PEラインを巻くのも問題ありません。
リールを巻く動作を途中で止めてもプラスプールが空回りしないので、バックラッシュもしません。
どうしてこんな便利なもの、もっと早く買っておかなかったんだろうと、後悔することしきりでした。
これを買って以降、ラインを状況に応じて巻替えるようになりました。
太いラインが必要だと思う場合には、リールに巻いてある細いラインを空のプラスプールに巻いて一時保存しておき、太いラインを新たに巻いています。
高速リサイクラーは、リールを使う釣りをする人には必需品です。
きっと誰もが、もっと早く購入しておけば良かったと思うはずです。
参考になさってください。
2018年6月2日 at 1:33 PM
まさに❗
いつも奥方に持ってもらってやってますが
その都度死ねと言われてます
迷ってましたがやはり購入します