今年一番苦笑いした鯉釣り
:2015/12/13 :釣行記
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いよいよ12月もほぼ半分。
もう今年も終わってしまいますね。
年内のうちにもう一度ぐらい釣りに行きたいと思ってはいますが、仕事が詰まってきていてどうなるかって感じです。
年内に釣りに行ければ釣行記を書くつもりですが、どうなるか分からないので、とりあえず一年の締めくくりとして私が今年一年鯉釣りに行った中で一番ハハハってなった時のことを書こうと思います(笑)。
それはちょうど9月初め頃だったと思います。
まだ暑いし、多摩川や鶴見川は当分の間厳しそうなので、相模川の上流なら水温も低くて釣りになるかもと考え、全く初めてのポイントに短時間の試し釣りに行った時のことです。
相模川をご存知の方ならわかると思いますが、この川は瀬になっているところが多い川です。
私が入ったポイントも瀬になっているところが大部分ですが、緩くカーブした瀬の外側に小さなワンド状になっている部分ができています。
ワンドと言っても、「コ」の字状の入り口が上流側に向いた小さなものです。
暑い時期ですので、ワンドの中に仕掛けを入れるのではなく、入り口部分の馬の背(本流と隣合わせになっています)のワンド側を攻めれば本流の水の影響もあり、涼しくてポイントになるだろうと考えたのです。
釣りを始めると、
ワンドの中で亀が何匹かプカプカしてます。
それを見て、少しでも流れのある馬の背付近に投入して良かったぁって思っていたのですが…
しばらくすると、鯉クンが上がってくるだろうと考えていた本流にアユ釣りの人が立ち込んで釣りを始めました。
もちろんその人は普通に釣りをしているだけなのですが、
私の想定していた鯉クンの回遊ルートが塞がれてしまいました。
これじゃあ鯉クンは入ってこれないとガッカリ。。。
そこで、一本の竿だけワンドの中に打ち直したのですが、アタリはもらえません。
少し粘ろうかと思っていたのですが、そろそろ暑くなってきました。
午前中は曇っていて比較的涼しかったのですが、午後はピーカンで、暑いのなんのって…。
ダメだぁ、撤収!
って片付け始めた時、私のすぐ上手に子供を連れたお父さん達三組が来ました。
手に釣竿をもっていますので、子供を連れて釣りに来たようです。
ですが、その方たちが陣取った場所は完全に瀬になったところです。
明らかに私の居た場所の方が変化に富んでいて良いはずです。
もしかしたら私が撤収するようなので、それを待ってここに入ろうと思っているのかなって考え、なるべく早く撤収しようと片付けを急ぎました。
その中の一人が私のところに来て「どうですか? 釣れましたか?」って聞いてこられたので、
ダメだった事、
そしてここの地形がこうなっているので、これこれこういう理由で狙っていた事、
亀がいたので、もしかするとワンドの中を攻めた方が良いかもしれない事、
などなどを説明しました。
私が説明している間、相手の方は「うんうん」と相槌を打って、真剣に聞かれていたんです。
真剣に聞いてくださるので、私も参考になるかと思って詳しく説明しました。
私のダメだった攻め方を知れば、違う攻め方で結果を出すことができるかもしれないと思ったからです。
そしたら「分かりました。じゃあ私たちも頑張ってみます」って自分たちの場所に戻って行かれました。
と…ここまでは良くあるシーンですよね。。。
別に笑うところはありません。
でもその方が自分たちの場所に戻った時、何を話してるか、聞こえてしまったんですよ。。。
「何言ってるか、全然わかんねえ…」って(爆)。
私は撤収作業をしながら、苦笑い…。
見ていると、その方たちは陣取った場所でそのまま釣りの準備を始めて、流れの早い瀬の部分に仕掛けを投入していました。
投入後、しばらくして「もう5分も待ってるのに釣れないなぁ…」って会話が聞こえてきました。
よくよく見ると彼らの足元には市販されているミミズのパッケージが置かれています。
それにタックルは量販店で売られている2m程のロッドとリールがパックになったものです。
そうです。
彼らは魚であれば何でも良かったんです。
彼らの釣りを否定するつもりは全くありません。
どんな釣りでも、釣りに上下はありません。
お子さんと楽しむために来たんでしょうし、子供にとって5分間以上待つことは苦痛でしかないことも十分分かります。
「釣れましたか?」って聞かれた瞬間に、彼らも鯉釣りをしに来たと思ってしまった自分にちょっと恥ずかしさを感じながらそそくさと帰りました…(笑)。
帰りの道中では、一生懸命説明したのに全く理解されなかったことにちょっと憤慨しつつ…
釣りの価値観の大きすぎる違いにちょっとショックを受けながらも…
鯉釣りって、理屈っぽ過ぎて分からないのかなぁ…
机上の理論ではなく、感じたことを理論として整理しているだけなんだけどなぁ…
こういう理屈っぽさが鯉釣りの広まらない理由なのかなぁってモヤモヤしながら帰ったことを覚えています(笑)。
とまあ、鯉釣りには全く参考にはなりませんが、私が今年一番苦笑いした出来事でした(笑)。
来年はどんな出来事があるんでしょうね(爆)。
きっと笑えることやモヤモヤすること、喜べることなどなど、色々あるんでしょうね。
でも鯉釣りを続けているからこそ出会える出来事があるはずです。
来年はもっとフィールドを広げて、自分の鯉釣りの幅も広げていこうと思っています。
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