またもや釣れる鯉の体型が大きく変化
:2018/02/21 :釣行記
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ちょっと間が空いてしまいましたが、昨日の20日、鶴見川に釣りに行ってきました。
釣行場所は今年になってから通い出した場所です。
最近はこの場所にハマっていて、今回の釣行で3度めになります。
2月20日釣行記
ポイント到着は13時ごろと、干潮の底をもうすぐ迎えるってタイミングです。
水底を見てみると、ヘチのちょうど良い位置に自転車が何台も沈んでいるじゃないですか。
自転車と自転車の間におよそ1mほどの空間があり、大きなハミ跡もあります。
ここを今日のメインポイントにしました。
ですが、竿の前で待機していないと絶対に上がらない場所ですので注意が必要です。
またここから下流側はのっぺりした地形なので、この場所に竿を一本入れ、もう一本は上流側のやや奥に入れるようにしました。
上流側の竿は瓦礫の際で、ちょうど反転流と本流の流れの境目にもなっており、下手の竿よりやや深い場所です。
場所の深さから考えると、おそらくこの竿の方が先にアタってくるはずです。
二か所の投入ポイントはおよそ15mほど離れていますので、この日の釣りは二本の竿で別々の場所をピンポイントで狙うということになります。
投入して1時間半ほどで予想通り上手の竿にアタリがあり、良く太った80㎝ジャストが上がります。
その後も体型や体色、大きさもそっくりな鯉ばかり4本上がりました。
まるで同じ鯉が何度も釣れているのかと思うばかりでしたが、もちろん全部違う鯉です。
とは言っても、群れで入ってきているのではないようです。
この周辺に似た体型の鯉が多くいるのでしょうか。
暗くなり始めた6時過ぎ、水位が上がってきた下手の竿にアタリです。
サイズを期待したのですが、上がってきたのはなんと60台…。
こりゃガッカリです。
その後、しばらくアタリは止まってしまいました。
どちらの投入ポイントも、水位的には釣れておかしくないのですが…。
せめてもう少し大きいのが釣りたいのに、アタリを待っている間にも上手の投入ポイントはどんどん深くなって、タイミング的に難しくなっていきます。
こうなると下手の自転車の間に入れた竿に期待するしかありません。
そして夜19時を少し過ぎた頃、下手の竿にアタリがありました。
でも、竿を手にしてもほとんど走りません。
あまりにも走らないため、小さいのかなって思いましたが、幾ら竿を絞っても一向に浮いてきません。
重量感は今日イチです。
また走らないかわりに、自転車の周りから離れようとしません。
周辺にはあちこちに自転車が沈んでいるので、入り込まれると一発でラインブレイクしてしまいます。
水面に浮かせることができないため、自転車に入り込まれないよう苦労しました。
やっと取り込んだのがこれです。
サイズ的には86㎝か87㎝ぐらいと、たいしたサイズではありませんでした。
写真では伝わらないかもしれませんが、サイズの割にすごく重くて、玉網に入れて護岸の手すりを超えて持ち上げるのに何度も失敗したぐらいです。
本当なら満潮からの下げでも釣りをしていたかったのですが、この日は早めに帰らなくてはならなかったため、これで撤収しました。
釣れる鯉の体型が戻った
20日の釣行で釣れたのは、その全部がお腹がポッコリ出たメタボ体型の鯉でした。
私の知る限り、鶴見川ではメタボな鯉が釣れることが多く、その重量感に圧倒されることが多かったのです。
しかし昨年末から直近までは、スラっとした体型の鯉がほとんどで、どうしちゃったんだろうって思っていました。
昨年末からこれまで釣りをした場所は、距離にして最大5キロほど離れています。
この5キロの間の場所で複数回、友人と釣りをして、9割はスラっとした体型の鯉が釣れました。
なのに20日の釣行ではそれが一転し、メタボ体型の鯉ばかりが上ったことに正直驚きました。
今回の釣行タイミングは上げ潮から潮止まりまででしたが、潮の動きの違いだけで釣れる鯉の体型が異なるとは考えにくいです。
昨年末からの釣行では、上げ潮だけでなく、下げ潮でも竿を出しているからです。
スラッとした体型の鯉は、鶴見川の場合、下流部に多く生息しています。
下流に行くほど流れが早いため、必然的にそうなるのでしょう。
鶴見川の場合、あまり下流で釣りをすると時合いが短くなってしまうこと、そして流れが早すぎることなどから、釣りそのものが成立しづらくなってしまいます。
これらのことから私が釣りをするのは、エリアで言えば下流部になりますが、あまり流れが早すぎない、つまり下流に行き過ぎないエリアで釣りをしています。
そんなエリアでもスラっとした鯉が釣れることがありましたが、ほとんどの場合、それらの鯉が上ってくるには理由がありました。
今回はおそらく下流部の温排水流れ込み付近にある橋脚工事の影響が大きいのだと思っています。
工事現場のすぐ近くには広範囲な浅場が広がっており、鯉のエサ場になっていました。
温排水が流れ、エサ場も近くにある、鯉にとっては冬を過ごすのに最高の場所だったはずです。
そのエサ場が工事をするために浚渫され、深くなってしまったのです。
たとえ暖まることができてもエサがなければ鯉は生きていけませんから、必然的に上流に上がってきたのではないかと考えています。
そのためにスラッとした体型の鯉があちこちで釣れたのではないでしょうか。
でも今回の釣行では、また以前のようにメタボ体型の鯉ばかりが釣れました。
おそらくバチ抜けや1月よりも少し暖かい日が増えたということも背景にあるのでしょうが、鯉の行動には本当にびっくりさせられますね…。
鯉の行動を知れば知るほど、その理由を知りたくなってしまいます。
鶴見川の鯉は養殖種ですが、たとえ養殖種であっても、人間の手が多く入った都市型河川で生きていくために大胆かつ繊細な行動をとっています。
そんなことを考えている私は、きっと一生鯉釣りから離れることはできないのだろうなって思います。
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