今後はラインの劣化も考慮したい
:2018/06/06 :タックル考察
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関東地方も梅雨入りしましたね。
これからしばらくの間は天気予報とにらめっこしながら釣りの予定を立てなきゃいけません。
私はというと、仕事が忙しくなりつつあり、釣りに行くほどの時間は作れませんが、合間を見てキャスティング練習だけには行っています(笑)。
キャスティング用ラインの巻き替え
キャスティング練習には、投げ釣りの25m毎に色分けされたナイロンラインを購入して使っていたのですが、より飛距離が出るよう新たな投法を試行錯誤していると、どうしてもミスキャストが出てしまい、その度にラインが痛んできます。
痛んだ部分を切っていると、短くなってきてしまったので、昔買ってあった20lb.のボビン巻きナイロンラインに巻き替えました。
このラインはあるショップのオリジナルのもので、モスグリーンの1,050m巻きのものです。
バス釣り用に作られたものなのか、買ってから75m毎に赤い色が入っているのに気付きました。
それが気に入らず、ずっとしまったままになっていたため、このラインに巻き替えてキャスティング練習に行きました。
二度目の練習で劣化したライン
巻き直して最初の練習時には何も問題なく、およそ2時間半ほど、ひたすら投げ・巻くを繰り返しました。
そして先日二度目の練習に行きました。
ロッドにラインを通して準備していると、なんだかラインがギスギスした感じがします。
最初は気に留めなかったのですが、いざオモリを結んでタラシの長さを調整していると、ガイドを通してギーッとかギューッというような感触が伝わってきました。
ガイドが割れたか、ラインが絡まっているのかと思って調べてみましたが、ガイドはキレイなものです。
ラインも絡まっていません。
変な音がするなぁと思いながらキャスティング練習を始めると、投げる回数を重ねるほどにラインのオモリに近い部分から色が濁り始め、艶がなくなってきました。
しかも濁っている範囲がどんどん広範囲に広がっていくのです。
キャスティング練習ですから、二回目とはいえ、ラインが水に浸かっていた時間をトータルするとおよそ2時間程でしょうか。
安いラインだったとはいえ、たった2時間でこんなに劣化してしまうのです。
リールに巻いてあるラインと、プラスプールに巻いたラインの艶の違いが分かるでしょうか。
リールのラインは劣化の酷い先端部分を相当カットしたので、まだ多少艶が残っている部分が出ていますが、カットした部分は、とても二度のキャスティング練習をしただけとは思えないほど劣化していました。
それに飛距離にも変化が現れました。
最初のうちはいつも通りの飛距離が出ていたのですが、劣化と共にライン表面の滑りが悪くなり、飛距離が出なくなってきたのです。
撤収直前は少なくとも10m以上の飛距離がダウンしていたように思います。
またライン強度を劣化前と劣化後とで調べているわけではないので、どの位の重さで切れるかなどは分かりませんが、おそらく大きく変化しているのではないでしょうか。
今までのラインチェックの甘さに反省
今までの鯉釣りの際には、近場のポイントを攻略することを重視していたので、飛距離のダウンなど意識したことはありませんでした。
ラインが多少濁っていても、あまり気にしたことはなく、カカリなどに擦れて表面がザラザラになった時に初めてその部分をカットしたり、ラインを巻き直したりしていました。
また明らかにラインに不安を感じない時は、4~5か月に一度ぐらいのペースで巻き直していました。
つまり年に3回ぐらい巻き直していたわけですが、これでも頻繁に巻き直していると思っていました。
しかし、今回のラインの劣化を実感してから、この交換サイクルでは危険かもって思うようになりました。
また釣りに行かない間のリールの保存方法、つまりリールに巻いたラインの保存方法ですが、湿度や紫外線対策も考えた方が良いように思います。
もちろん劣化の度合いは、釣行の頻度によっても変わるでしょうし、ラインの太さ、吸水率、紫外線への耐久性など、ラインの特性によっても違いがあるとは思います。
私が鯉釣りを始めた頃は、10号や細くても8号ぐらいを使うのが一般的でしたが、現在ではもっと細い4号や5号、人によっては3号や2号などを使う人もいます。
細いラインは傷がついてしまうと、そこから簡単に切れてしまいます。
しかも私が体験したような吸水や紫外線による劣化があると、強度はガクンと落ちてしまっているのではないでしょうか。
実釣用リールのラインもチェック
この経験があってから、キャスティング練習には使っていない実釣用リールのラインも改めてチェックしてみました。
実釣用の大型リールに巻いてあるラインは、左がダイワのアストロントリプルガンマ、右がよつあみの鯉叉鬼です。
このラインはどちらも今年の3月頃に巻き直し、3回の釣行に使いました。
写真では分かりにくいですが、左のアストロンの方は少し艶がなくなってきています。
一方、右の鯉又鬼はツヤツヤなままなのが分かるでしょうか。
多摩川や鶴見川など、チョイ投げで釣りをする時に使っている中型リール二台には、どちらも鯉叉鬼を巻いてあります。
このラインは今年の初めに巻き直したもので、巻いてから確か3回釣りに行って、しばらく使っていません。
しかし目視する限りは濁りなどの劣化は見られず、ツヤツヤです。
これは、鯉叉鬼の吸水による収縮率が0.5%と低くなっているためなのでしょうか。
鯉叉鬼の良さは、これだけではありません。
写真では黒っぽいラインのように写っていますが、実際には濃い緑色に見えます。
アストロントリプルガンマと比較すると色が濃いため、水中で目立つように思ってしまいますが、実際に釣り場で水に沈めてみると驚くほど目立たないのです。
むしろアストロンの方が目立ってしまいます。
試してもらえば分かりますが、これは予想外の効果でした。
それに、しなやかで妙な巻き癖が付きにくいことも好印象でした。
強度的にアストロンより劣ることはありませんし、値段も手ごろです。
大型リールのアストロンも、買ってある鯉叉鬼に巻き替えようと思っています。
私の今までのライン選びは、強度や擦れへの強さ、巻き癖、硬さ、色などを主眼に選んでいました。
もちろん鯉釣りは大物釣りですから、これらは注意しておくべき要素であることに変わりありません。
しかし細いラインを使うようになってきた現在、この要素だけでは不十分だと実感しました。
今後は劣化の速さなども考えながらラインを選びたいと思います。
2018年6月18日 at 9:20 PM
こんばんわ
ラインって大事ですよね
自分はFOXのEXOCETというやつ使ってます
今のところ多摩川では満足ですが…
色々と勉強させていただきます