マーカーをスムーズに浮上させるアルマコード
:2021/05/05 :タックル考察
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2021年のGWでも新型コロナの猛威は衰えるどころか、ますます勢いを増しています。
鯉釣りにとって春は大型が上がりやすい好機なのに、コロナのせいで釣りに行くことができず、自宅で悶々としている人も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人ですが…。
そこで今回もタックルに関するブログを書かせていただきます。
今回は、マーカーフロートを使う際のショックリーダーについて詳しく説明しようと思います。
鯉釣りで底探りをする際、マーカーフロートをセットすると水底の地形だけでなく、水深も正確に把握できるため、マーカーフロートを使っている人も多いでしょう。
そしてその時のラインはPEラインを使っているはずです。
私ももちろんそうしています。
以下の画像は、私が底探り専用にしているリールです。
緑色のPEラインに、KORDA ARMAKORDを10mセットしています。
PEラインの効果と弊害
底探り、つまりマーカーフロートを使って水底の様子を探ったり、水深を計るには、伸びるナイロンラインを使うより、伸びの少ないPEラインを使う方が水底の様子がはっきりと伝わってきます。
始めて底探りにPEラインを使った時は、水底の様子がはっきりと分かることに感激しました。
しかしメリットだけではなく、困った問題も起きてしまいました。
それは、PEラインを送り出してもマーカーフロートが浮いてこないという現象です。
皆さんはこんなケース無かったですか?
最初はどうして浮いてこなくなったのか、わからなかったのですが、色々やっているうちに水中でこんな風になっていることが分かりました。
画像では分かりにくいかもしれませんが、PEラインが柔らかすぎるため、柄のリング部分が回転してしまうと、ラインも捻じれてしまい元通りにならないわけです。
それでいくらPEラインを送り出しても、マーカーが浮いてこなかったのです。
マーカーフロートを浮かせるために試行錯誤
当時は解決方法が分からず、フロロのなるべく柔らかいものを1mほどリーダーとして結束し、使ってみました。
つまりPEとリーダーの結束部分が、TOPガイドの外にくるようセッティングしてキャスティングしたわけです。
釣り場で実際に試してみると、リーダーがある1mまではマーカーはすんなりと浮いてきましたが、それを過ぎるとやはり浮いてきませんでした。
そこでフロロのリーダーを5mほどの長さにして投入してみました。
しかし5mの長さがあると、結束部分はリールに巻きつけた状態になってしまいます。
この状態でキャスティングすると、結束した大きな結びこぶがガイドの中を通過するため、ラインが高切れしてしまう可能性があります。
案の定、高切れしてしまい、マーカーフロートまでロストしてしまいました。
困っていた時に、KORDA ARMAKORDを見つけたわけです。
ARMAKORDを10mセット
柔らかいとはいえフロロはやはり硬く、PEラインとの結束部分も大きくなってしまうため、キャスティングできませんでした。
そこで、PEラインにコーティングを施したKORDA ARMAKORD をショックリーダーというより、マーカーフロートの柄の捻じれ防止目的として10m結んでみました。
するとどうでしょう。
遠投しても結束部分でラインブレイクすることもなく、さらにはマーカーフロートも10mまではスルスルと浮かんできます。
遠投し、100m近く投げても全く問題なく機能してくれました。
もちろん、釣り場によっては10m以上の水深があるポイントを狙わなければならないケースもあり、10mの長さでは足りない場面も出てくるでしょう。
そんな場所に行く時は、もっと長くして結束すれば良いのです。
ちなみに私の場合、マーカーフロート用のリールにはPE2号を巻いています。
2号の太さがあればフル遠投しても指への負担は少なく、力糸的な意味合いのラインは不要なのですが、ARMAKORDを結束していると安心感は高まります。
またARMAKORDはPEラインよりは硬く、しかも比重も大きくなっているはずですが、遠投性はあまり犠牲になっていないようです。
もっと早くこういう使い方を知っていれば、余計な回り道をしなくて済んだのにと思いました。
まとめ
PEラインでマーカーフロートを使う場合、スムーズにマーカーを水面まで浮かせるにはARMAKORDが必須だと考えています。
私と同じように悩んでいる方がいらっしゃるのなら、参考にしていただければと思います。
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