自作ボイリーの寄せ餌への活用と作成時のポイント
:2011/03/27 :自作ベイト
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寄せ餌への活用
ベースミックスを卵で練ったものを丸くしてボイルすればボイリーの完成ですが、
ここで、丸める前にちょっとやって欲しい事があります。
それは…
ボイルする前のベースミックスを少しだけ別にとっておいて下さいということです。
何のためにそんなことをするのかというと…
効果的な「寄せエサ」として使えるからです。
これは自作だからこそできる技というか、自作でしかできない寄せエサです。
どういう風に使うかと言うと…
■ ボイルしたベイトをリグにセットして、そのベイトをこのボイル前のベースミックスで包む。
■ リードの部分にダンゴ状にして包む。
などの使い方が出来ます。
自作ボイリーと同じ味、同じ香りのものでありながら、水中に投入すると水分を含んで少しづつバラけていき、より強く香りを撒き散らすことが出来ます。
また、バラけていくので、ジャミも食べることが出来ます。
ジャミが寄っていることで、より大きな鯉クンが同じ香りのするベイトを安心して食べるという効果が期待できます。
但し、このエサは卵で練っただけで、ボイルしていません。
そのままでは腐敗しやすいことを忘れないで下さい。
直ちに冷凍して、釣行前に解凍することで新鮮さを保てます。
これも自作ならではの使い方ですね。
是非一度お試しあれ。。。
自作ボイリー作成時のポイント
私は今ボイリーを作る時はローリングテーブルを使っていますが、最初の頃は手で一個ずつ丸めていました(笑)。
大変でした(笑)。
一キロ作るのにおよそ4時間ほど掛かっていましたから。。。
それでも必死になって作っていました(笑)。
ローリングテーブルとソーセージガンを使って作るようになってからは格段に時間短縮できました。
およそ2.5キロを作るのに2時間ちょっとほどです。
ここではボイリーを作る時のコツみたいなものを書いてみようと思っています。
■ 作り易くするためのポイント
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ローリングテーブルとソーセージガンがあると本当に便利
きっとこのHPを見てくださっている方の中にもローリングテーブルを使っている方もいらっしゃるでしょうね。
でもソーセージガンを一緒に使っていなくて、テーブルじゃ上手く丸めることができなくって宝の持ち腐れになっていませんか?
ローリングテーブルは練ったベースミックスを均一の太さで搾り出して使うからこそ、簡単に丸めることが出来るのです。
是非一緒に使ってみてください。
その便利さにビックリされますよ。 -
ローリングテーブルの表面に薄くオイルを塗る
ローリングテーブルで丸める時に、何度も作っているとテーブルにベースミックスがこびり付いてしまって、綺麗に丸めることができないってことはありませんか?
それは簡単に解消できます。
ローリングテーブルを使う前に、薄く表面に「ごま油」や「オリーブオイル」などのオイルを塗るとこびり付くことを防ぐことができ、効率的に作ることが出来ます。
それでも何度も作っていると、だんだんこびり付いてきますので、布などに前述のオイルを染み込ませてテーブル表面を拭いて綺麗にすると、また上手く丸めることが出来ます。要するに、たこ焼きを焼く時に、鉄板に薄く油をひいてやるとの同じ要領ですね(笑)。
これをするか、しないかでかなり作るスピードが変わってきます。
■ 私の目指すボイリー
私がいつも作っているボイリーはなるべくしっとりとしていて、指で押し潰すと割れる位の硬さのものを心がけています。
それは、少しでも香りや栄養分を水中に溶出させたいという思いと、フィーディングの際には、できれば半分に割って撒きたいからという思いがあるからです。
半分に割って撒くのは、ボイリーの中の方が、表面よりも香りや栄養分が強く溶出しやすいからですが、そのためにも色々な工夫をしています。
■ より香りを効果的に溶出させるためのポイント
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茹で時間をコントロールすること
皆さんはボイルする時、どの位の時間茹でていらっしゃいますか?
雑誌などでは、浮いてきてから1~2分茹でると書かれていることもあります。確かに浮いてきてからしばらくの間茹でると硬いベイトになります。
しっかり茹でると、中まで充分火が通って、ベースミックスの配合にもよりますが、かなり硬いものが出来ます。ですが、私はボイリーって、そんなに硬くする必要はないって思っています。
既製品を購入された方はお分かりだと思いますが、ニードルが簡単に刺さりますよね。
私自身は、その位の硬さが確保できていれば充分だと思っていますので、あまり硬くするつもりはありません。
ですので、茹で始めて浮いてきたらすぐに掬い上げるようにしています。
また、長い時間茹で過ぎると、ベースミックスに含まれている栄養分がボイルしているお湯の中に溶出してしまいますので、注意なさって下さい。 -
半熟状態のボイリーは最高のベイト
ボイルしている時、ベイトが浮いてきたらすぐに掬い上げるメリットは他にもあります。
それは半熟状態のボイリーを作れるということ。
15ミリ位の小さなベイトでは無理ですが、20ミリぐらいの大きさのベイトをボイルしている時に、浮いてきたらすぐに掬い上げるとベイトの芯の部分が半熟状態のものができます。
この状態のベイトは表面は硬くジャミには強いですが、芯の部分が半熟なので、非常に香りの拡散効率が高いと言えます。
また、半分に割った状態でフィーディングすると半熟状態の部分から香りと栄養成分が溶出しやすいので、フィーディングの効率も高いのではないかと考えています。
わざとその状態のベイトに仕上げるために、浮いてきたらすぐに掬い上げる…お勧めです。 -
風を当て一日もしくは二日で乾燥させる
私自身は、あまり硬くなりすぎると香りや栄養成分の溶出が少なくなると考えているため、しっとりとした出来上がりのものを作りたいと思っています。
それゆえに、乾燥させるのもなるべく短い時間で効率的に行いたいと思っていますので扇風機を使って乾燥させています。
3日も4日も乾燥させることはありません。ボイルし終わったベイトをバスタオルなどに広げて、扇風機で風を当てて乾燥させます。
バスタオルでなくても、釣具屋で売られている魚の干物を作るネットに入れてもいいですね。
バスタオルを使う場合は、風が当たらない部分が出来てきますので、時々ベイトを転がしてまんべんなく風が当たるようにしています。私が思うボイリーの硬さ(しっとりとしていて、手で割ることの出来る硬さ)であれば、扇風機を使って乾燥させると、およそまる一日か、湿度の高い夏でも二日あれば出来上がりです。
勿論ベイトの大きさによって乾燥にかかる時間は異なってきます。強烈な匂いのするベイトを何日も干しておくのは家族からもクレームが出ますし、自分自身でもさすがに辛いので、少しでも時間短縮できるほうがうれしいですよね。
※早く乾燥させるとひび割れが起こったりすることがあると聞きますが、ベースミックスの配合比率によってはひび割れしてしまうこともありました。
ですが、私の紹介したベースミックスの配合比率であればひび割れすることはありません。
また、扇風機を使って急速に乾燥させても大丈夫です。但し、私は手で押し潰せる程度の硬さを目標としているので、あまりカチカチに硬くなるまで乾燥させたことがありませんし、そこまで乾燥させるつもりもないので、その辺りはご理解下さい。
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