先週末のことになっちゃいますが…
久しぶりに多摩川に友人と鯉釣りに出かけてきました。
事前の友人の情報では、多摩川の大型が釣れると人気のスポットでは最近あまり釣れなくなったそうです。
まあTVで紹介されたり、雑誌で頻繁に紹介されてしまって、釣り人が多く入ってしまったからでしょうね。
今回行った場所はその場所とは全く違うところです。
最初に言ってしまうと、友人と二人で9本の釣果でした。
しかも竿を出したのはお昼からですから、好調だったのが分かると思います。
サイズは大きくても85センチでしたので、それほどたいしたことはありませんでしたが、
時合いに入るとバタバタと忙しく、汗まみれになりました(笑)。
しかも、竿と鯉クンをランディングしたネットを持ったまま土手を転げてしまう始末(爆)。
カメラも持っていっていましたが、撮影するどころではありませんでした。。。
実はこのポイント、昨年までは完全な泥底でした。
だけど今は全部小石交じりの泥底に変わっています。
しかも、ゴカイの跡がいっぱいです。
これが鯉クン達がいっぱい入ってくる原因なのでしょう。
バチ抜け以降、おそらくこの周辺にいっぱい居着いていると思われます。
大きなカカリもあるので、居着く場所としては良い場所です。
時合いさえ見極められれば、大釣りができるかもしれません。
このポイントのことをもう少し書くと…
数年前は比較的大きな石が泥底の中にゴロゴロとありましたが、
大水が出るたびに石も流されたのか、埋まったのかで、泥底の部分が増えていきました。
そして、その後は完全な泥底だけになってしまいました。
もちろん、ゴカイの穴も全く見当たらなくなりました。
その時はほとんど鯉クンも釣れないし、探しても見当たらない状態でした。
で、今年は小石がいっぱいある状態になっているのです。
たった一年の間にどんな変化があってそうなったのかはわかりませんが、
川は流れがある以上、日々変化してるってことがよくわかります。
例えば…
以前はよく釣れていた場所が、大水の後には全く釣れなくなったこともありました。
その時は、泥が堆積して浅くなりすぎていました。
もちろんこれだけが原因かどうかはわかりませんが、明らかに以前と違う様相になっていました。
鯉クン達は、日々変化していく川の中で、最も理想的な場所を探し出しているのです。
何キロもある流程の中で、どうやって探し出しているのかはわかりませんが、すごい能力ですよね。
鯉クン達は日々こうやって生きているんだなぁって実感しました。
そう考えると、
鯉釣りは、特に川での鯉釣りは、日々変化していく川の様子をいかに味方にできるかということなのかもしれません。
すごく興味深いですよね。
私が目標とする鯉釣りは、自然環境の変化を五感で感じ、鯉クンの動きを自身で予測し、それに対応していけるロジックを身に付け、実践できるようにすることです。
もちろん、外れることも多々あるでしょう(笑)。
いや…ほとんどが外れているかもしれません(爆)。
ですが、
私にとって鯉釣りは、単に釣れたかどうかではなく、
自身の考えが正しいかどうかを見極めるためのものなのかもしれません。
鯉クンが釣れれば、もちろんうれしいですし、それが大きな鯉クンならもっとうれしいです。
でも、できるなら「釣れた」ではなく、自身の読みで「釣った」と思えるようになりたいですね。
こんな鯉釣り、私にとって最高に楽しい釣りです。
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