鯉釣りをもっと自由に楽しみたいブログ

鯉釣りの幅を広げてくれる偏光グラス選び

:2013/12/28 

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毎日寒いですね…。

皆さん、風邪などひかれてませんか?
お正月を迎えるのに今風邪をひいてしまうと大変です。

それに…正月休みに鯉釣りに行けなくなるので(笑)、気をつけてくださいね。

今回は偏光グラスのことを書こうと思います。

偏光グラスって、釣りではもうオーソドックスな道具ですが、
鯉釣りをしている人に限って言えば、あまり使っている人を見かけません。

まあ、裸眼で人工物やストラクチャーなどを目視できる場合がほとんどで、それからポイントを考え、
仕掛けを投入するってことならば、あまり必要性は感じないのかもしれません。

ですが、偏光グラスは自然界の中にいる時に、目から入ってくる紫外線をカットしてくれるという効果があります。

目から紫外線が入ってくると、それだけで有害となるらしく、少しでも防ぐ方が良いそうです。
だから偏光グラスはしていた方が良いらしいです。

また、鯉クンを取り込む寸前にフックアウトしてしまい、錘や針が顔に向かって飛んできた経験をしたことのある私は、もしその時首を振ってかわしていなかったら、針が目に刺さっていたかもしれません。

そんな時でも、メガネを掛けていると、目だけは確実に保護できますね。
なぁ~んて、どこにでも書いてあるような、もっともらしいことを書きましたが(笑)…

偏光グラスは、紫外線対策や、目の保護のためにも使ったほうが良いのですが、
汽水域の、特に河口近くに釣りに行くことが多い私にとっては、必需品になっています。

このあたりのことは、私のWebSiteでも以前書きましたが、
魚影やハミ跡の様子、水底の様子などを見ながら釣りをするためです。

汽水域の河口近くに行けば行くほど、
鯉クンは浮き気味になっていたり、浅場に入ってくることが多くなります。

また、河口近くになればなるほど、時合いはシビアになってきますので、その短い時合いの時に確実に鯉クンがヒットするであろう場所を探さなければなりません。

そのため、鯉クンの様子を観察したり、浅場に入ってきているかどうか、ハミ跡をチェックしておく必要があります。
そんな時に有効なのが偏光グラスです。
水面がギラギラ光ってしまって、魚影どころか、水底の様子も見えないのでは、釣りになりません。

偏光グラスを掛けていると、実にクリアに見えますので、これはおススメです。
ではどんな偏光グラスが良いのでしょう?

釣具屋に行っても、色々なものが売られていますよね。
どれを選べば良いか、分からなくなってしまいます。
もちろん、好みの問題もあるので、一概には言えませんが…

私自身は、以前からレンズカラーはグレー系のものを使っています。
それにも、私なりの意味があって選択しています。
偏光グラスのレンズにはグレー系やブラウン系、グリーン系、ミラーなど色々なものがあり、
色の濃さも色々です。

それぞれに利点があるのですが、私にはやはりグレー系です。
グレー系のレンズは、他の色のレンズに比べると、風景に色が付きません。
ブラウン系はブラウンっぽく、グリーン系はグリーンっぽく風景が見えてしまいます。
風景、すなわち、水の色も同じように見えるのです。
グレー系のレンズは、水の色が裸眼で見たときと変わらずに見えます。

私自身は、釣りをしながら水色をチェックしていますので、裸眼に近い方がチェックしやすいわけです。
特に、夏場など、水色が茶色っぽくなってしまうことも多く、そうなると、釣果も期待できません。
こんな時、色が付いてしまうレンズでは、水色の把握はできません。

もちろん、偏光グラスを外してしまえば分かりますが、
定期的に掛けたり、外したりするのも面倒ですよね。
グレー系のレンズなら、ずっと掛けっぱなしでも、水色の変化はしっかりと把握できます。

もう一つ、グレー系には利点があって、
裸眼に近い状態で見えるので、水深の把握が出来るのです。
裸眼で水の中を覗き込むと、何となく深さが分かりますよね。
その状態のまま見えるのです。

これがブラウン系などでは、
水中の魚影やストラクチャーの姿がくっきりと見えるのですが、
くっきりと見える分、その対象物までの距離が把握しづらくなってしまいます。
つまり、水深が分かりづらくなるということです。

とは言うものの、
グレー系のレンズにも弱点はあります。

ブラウン系のものと比較すると、やや魚影やストラクチャーなどの姿が見えづらくなるということです。
他の色にもそれぞれ特徴があるそうです。

また、色の濃度も、その時の光の状態によって、見やすいものと見づらいものがあります。
簡単に言ってしまうと、色の濃いものは、光量が少ない時には暗くなりすぎて見えづらいし、
色の薄いものは、光量がありすぎる真夏の昼間などには使いづらくなってしまいます。

要するに…
どんな色のレンズでも一長一短があるということですね。
オールマイティに、どんな状況でも「抜群」に見やすいものは無いということです。

理論的に、一番理想なのは
朝マズメや夕マズメ用、
昼間の光量が多いとき用、
曇りの時用、
などと分けて用意しておくのが良いそうです(笑)…。

ですが、そんなに何本も揃えるのは…ちょっと…。
ただでさえ荷物の多い鯉釣りで、今以上に荷物を増やすなんて、考えられませんし…。
それに、偏光グラスも、良いと言われているものは、非常に高価ですから…。

私自身は、鯉釣りに使うのであれば、
その釣り方に合った「比較的」オールマイティに使えるものを一本用意しておけば良いのでは
ないかと思っています。
もちろん、各色揃えたい人は揃えても構いませんが(笑)。

だからこそ、
水色が分かりやすく、水深も把握しやすく、魚影やストラクチャーもある程度見やすいグレー系を
用意しています。
で、その濃度も比較的薄めのものが使いやすいと思っています。

ただし、色が薄いレンズは、廉価なものだと偏光度が落ちてしまいやすいので、注意してください。
廉価なものの中には、色の濃度を濃くして水面の反射を目に飛び込みにくいようにしているものもあるそうですので、注意してください。

それに、あまりに廉価なものは、長時間掛けていると、頭が痛くなったりするものもあるようです。
良いものを一本購入しておくべきでしょう。

偏光グラスの詳しいことに興味のある方は、ネットで色々と調べてくださればと思います。
ディープな世界ですので、詳しいことが書かれたサイトがいっぱい出てきますよ。
ちなみに…
海外のカープフィッシングメーカーが販売しているグラスは、
他のタックル類と比較して、そんなに高価じゃないんだっていうのが私の正直な印象です。

デザインは、スポーツグラスっぽくってカッコイイし、色使いもなるほどって感じです。
ですが、ポラライズドサングラス(偏光グラスって意味です)と説明されていますが、
レンズのスペックをちゃんと公開していないものがあります。

あの値段で販売されるってことは…と、色々考えてしまいます。
もしかすると、偏光グラスとしての性能をそれほど強く求めているのではなくて、
カッコ良さとか、目の保護、まぶしくないって意味合いの方が強いのかもしれませんね。

ですが、ちゃんとした偏光グラスを使うと、劇的に世界が変わります。
今まで光ってしまって見えなかった水中の様子がはっきりと見えるようになります。
もちろん、深いところまでは見えませんが、
浅場なら水底の様子や魚影までクリアに見えます。

それによって、今までとは違う攻め方が出来るようになります。
魚が全く居ないところや、入ってきそうにないところにいくらエサを打っていても釣果には繋がりませんよね。
ちなみに…
私は以前すごく安いものを使っていました。
これは、一部の人の間では偏光性能が高いと噂になっていた某衣料ブランドのものでした。

確かに水中の様子は良く見えました。
ですが、レンズの色が濃すぎて…
光量が豊富な時なら問題なかったのですが、曇っていたりすると、見づらくて…。

それから有名釣具メーカーのプラレンズ(ポリカーボネイト製)のもので、値段も衣料ブランドの10倍近いものに変えましたが、今度は偏光度があまり高くないようで、若干見づらくなりました。
それに、フレームのカーブが強すぎて、典型的な日本人のベタ顔をしている(笑)私にはフレームが頬に当たってしまい、色々小道具を使いましたがマッチしませんでした。

で、こんな余計な買い物で懲りた私は、今はガラスレンズ製の偏光グラスを使ってます。
それだけでどこのメーカのものか、分かりますよね。
奮発しました(笑)。

でもこれは、今までのものとは全く違います。
なにより明るく見えます。
レンズの透明度が高いって感じです。
まるで何も掛けていないように、クリアな視界って感じです。
でもしっかり水面からの反射は防いでくれています。
こんなに違うものかと思いました。

ここまで来ると、偏光グラスって、リールやロッドと同じく、タックルの一部だよなぁって思ってしまいます。
それだけの意味があります。

とまあ、こういう遍歴がありますが、
上記の三本の偏光グラスは、濃度は色々でしたが、色は全てグレー系レンズです。
グレー系レンズに惚れ込んでいるのがお分かりいただけるかと思います。

こんな私の偏光グラス選びが、鯉釣りの方の参考になればと思います。

コスパ抜群アウター

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