カープロッドでの遠投に大切なこと①
:2019/01/15 :鯉釣り考察
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年が明けても色んなことがあって初釣りに行くことができていない私です。
知り合いとも鶴見川にご一緒しましょうと話していたのに、実現できていません。
このままではブログも更新できないので、昨年頻繁に練習していたカープロッドの遠投で気が付いたことをまとめてみようと思います。
昨年最後の練習では納得できる飛距離が連発しました。
目標とする対岸に突っ込むというのは達成できていませんが、あと2~3mというところです。
目標までもう少しです。
それに以前よりも飛距離のバラツキがなく安定してきたように思います。
試行錯誤しながらではありますが、フォームを変えてきた成果でしょう。
この冬こそ対岸に届くように練習を重ねようと思っています。
遠投するには、体格が良い人や力のある人の方が有利なはずです。
私以上にカープロッドで遠投できる人も多いでしょう。
しかしある程度までなら、私のような体格でも遠投することはできるはずです。
そこで今回は、今の段階で私が考えている、遠投に重要な幾つかのポイントについて説明しようと思います。
ひとつのポイントに対する説明が長くなってしまいそうなので、ポイント別に記事を分けて書かせていただきます。
なお最初にお断りしておきますが、私のキャスティングフォームは頭の真上から振り下ろすオーバースローですから、目標に向かってロッドを真っすぐに振り下ろしていきます。
身体が常に真正面を向き、両肩のラインも目標に正対するよう振っています。
そのため、ご紹介するのは私にとって重要なポイントという意味であり、斜めに振り下ろしてくるスイングにはマッチしないこともあります。
また私のフォームもまだまだ発展途上ですから、今後大切だと思うポイントも変わってくる可能性があることもご理解のうえお読みください。
遠投のためにも上空斜め45度の角度で飛ばしたい
遠投するのには、上空斜め45度の角度でオモリを飛ばすのが物理的に最も効率的に飛距離を出すことができます。
これは海の投げ釣りでもルアーを使った釣りでも同じです。
遠くへ投げたいのなら上空斜め45度に投げるのが最も効率が良く、これより角度が浅くなっても深くなっても効率が悪く、飛距離は落ちてしまいます。
またそれだけではありません。
鯉釣りの場合はフックリンクに柔らかい素材のものを使うことが多いです。
コーティングされたフックリンクでも、フロロほど硬くはありません。
水面に突き刺さるような低い角度で投げると、着水した時点でフックリンクが絡んでしまうでしょう。
絡んだフックリンクでは鯉は間違いなく食ってきません。
それを考えると、飛距離が出てフックリンクも絡みにくい上空斜め45度で投げたいわけです。
前傾姿勢を強くしすぎないこと
今、遠投する時に特に気を付けているのが、身体の前傾姿勢を強くしすぎない、つまり前かがみになりすぎないということです。
特に遠投しようとするとどうしても体重移動が大きくなり、身体の前傾姿勢も強くなってしまいます。
前傾姿勢が強くなると、上空斜め45度に投げられなくなってしまいます。
構えた時に上空斜め45度を目標としていたとしても、投げる動作で身体全体が前のめりになってしまうと、前のめりになった角度の分まで高く投げないと構えた時の上空斜め45度には飛ばなくなってしまいます。
つまり、身体の角度が垂直から10度前に傾いた状態で上空斜め45度に投げるためには、55度の角度に投げなくてはいけなくなってしまうわけです。
身体が垂直から15度前のめりになったら60度と、前のめりになるほどどんどん高く投げなければならなくなります。
これではロッドの振り幅は狭くなってしまい、遠投は望めなくなってしまいます。
これは私がオーバースローで投げているので、前傾姿勢の悪影響が強く出てしまうのですが、スリークォータースローなどでは身体をねじれば多少の前傾姿勢でも問題ないのかもしれません。
広すぎる踏み込みは前のめりになってしまう
以前の私は、体重移動を大きくすれば遠投できると考えてしまっており、当初は右足の膝が地面に着くほど大きく踏み込んでいました。
そうすればオモリの移動距離が長くなって飛距離も出ると考えていたのです。
以前このブログでもこう書かせてもらいました。
確かにこの方法で投げてみると、オモリは一直線に勢いよく飛んでいき、着水するまで勢いがあまり衰えませんでした。
そのため、体重移動を大きくすればオモリのスピードが上がり、飛距離も出ると思っていました。
何かの拍子に「やや」高く上がった時に飛距離が結構出ていたので、これだ!って思ってしまいました。
しかし大きく踏み込んで投げていると、ほとんどが飛び出す角度が浅く、水面よりやや上を飛んでいきました。
この角度でリグを投げると、絡んでしまって釣りにならないはずです。
つまり実際の釣りには使えないキャスティングだということです。
そこで上空斜め45度に何とか投げようとすると、今度はあまり飛びません。
ロッドにオモリの重さが乗らないというか、ロッドが曲がり切らないうちにリリースしている状態になってしまいました。
最初のうちはどうしてうまく上空斜め45度に投げられないのだろうと悩みました。
そしてキャスティングフォームをスマホで動画撮影していてその原因に気が付きました。
それは大きく踏み出すことによる身体の前傾姿勢に問題があったのです。
下の画像は練習を始めて半年以上経った昨年6月のキャスティングフォーム画像です。
画像の踏み込み幅にしてから飛行線の角度は以前より高くなりました。
ちなみに画像に書き込んだ赤いラインは、練習を始めた頃の背中の傾きが多分こんなものだったろうって角度です。
大きく踏み込もうとすると、どうしても前傾姿勢が強くなってしまいます。
実際にやってみると分かりますが、大きく踏み込んで投げようとすればするほど身体はどうしても前のめりになってしまいます。
構えた時に上空斜め45度を目標にしていても、身体の前傾姿勢が強くなってしまうと思った高さに投げることができなくなってしまうのです。
ちなみに今はこの画像より踏み込み幅は若干狭くなっており、上空斜め45度に投げることができるので、飛距離も画像を撮影した頃より少し伸びています。
前傾姿勢を強くしすぎないための例
遠投するために体重移動は必要ですが、私のように踏み込み幅を広くとりすぎると前傾姿勢が強くなりすぎてしまいます。
下の画像は、以前紹介したYouTubeの動画の一部を切り取ったものです。
動画を切り取ったので、少し画像が粗くなってしまうことはご了解ください。
この人はSPODで200m以上を投げることができますが、リリースポイント近くの姿勢を見るとやや前傾姿勢になっています。
フル遠投すると誰でも前傾姿勢になってしまいますが、注目してほしいのは、投げ終わるタイミングでもこの前傾姿勢の角度は変わっていないことです。
それは前傾姿勢を保つためにリリース後、後ろにあった右足を前に踏み出さんばかりに寄せていくからこそ前傾姿勢を保てるのでしょう。
念のためにこの動画を改めて貼っておきます。
この人が右足を寄せていく動作を意図してやっているのかどうかは分かりませんが、200m以上飛ばす人が前傾姿勢を強くしすぎていないことがお分かりいただけるかと思います。
もし前傾姿勢が強くなっていたら
今のフォームは練習を始めたころよりも踏み出し幅が狭くなってきています。
それでも上空斜め45度に投げられるようになったためか、飛距離は伸びています。
もしこの冬、遠投練習をしようとお思いなら、上空斜め45度に投げることをまず目標にされてみてはいかがでしょうか。
その際には前傾姿勢を強くしすぎないことをおすすめします。
次回はロッドの握りについてご紹介しようと思います。
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